ベビーフェレット

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巷で話題のアレ

日本生まれのフェレット【ベビフェレ販売】について疑惑も誤解も全て説明します

某所で今、大変な騒ぎとなっている件についてですが、どこでこうなったのか、なぜこんな騒ぎになってしまったのか、もちろん多くの心配な気持ちからだとは分かりますが、一部、誤った情報も拡散されているようなので、きちんと「本当のこと」をお話させて頂きます。

まず、「なぜいたちのおうちからの説明なのか?」ですが、私が「引き受ける」と言ったから、です。

彼女は「販売」「展示」「貸出」「保管」「訓練」それぞれの届をだしている生体を抱えたショップさんですから、たくさんの動物たちのお世話をしなければならないのに、一晩で何十件も届いた「どういうことですか?」に一つずつ答えている時間もないし、っていうか、こういう時って「本人が一つずつ答えていたんじゃ終わらない」事は皆さんもどこかで一度くらい見たことはありますよね?

一つ答えたら「じゃあこれは?」それに答えたら「じゃああれは?」って、四方八方から延々に質問され続けたら、時間より何より、心がもたなくなってしまいます。

私にも経験がありますが、顔の見えない複数から質問され続けていると、段々と責められているような気持ちになっていって、少しずつ誰が敵か味方か疑心暗鬼になっていって、そのうちその全てが自分に向けられている銃口のように感じられてきて怖くなってしまうんです。

「何もやましい事がないなら堂々としてれば良い」って、言う側は簡単ですが、それが出来ないから、「ネットの書き込みを苦にした自殺」が後を絶たないのは分かりますよね?

もちろん今回の件で発言された方々が皆さん、彼女を追い詰めようとかそんなつもりで言っていないのは分かります。

突然出てきたお話にビックリして、興味があって、純粋な疑問だったり、何だったり、って、それは全然分かるんです。

分かりますし、フェレットの将来を心配し過ぎるあまりに強い表現になってしまうその気持ちも十分に理解できますが、直接それを受け取るご本人にはあまりにも強すぎる表現、その文字の先には相手が存在する事を忘れてしまっていないかな、少し優しさが欠けてしまっているんじゃないかなと思う発言がいくつか見受けられましたので、その誤解を解くために、フェレットの保護活動者であり、彼女と同じ第一種動物取扱業もちとして、私からきちんとご説明させて頂きますと、私から「お任せください」って、この役をお引き受けした次第です。

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日本生まれのフェレットについて

数年前まで、国内に流通する「日本生まれのフェレット(ジャパンブリードフェレット)」は日本に唯一のファームDRF(正式には個人の繫殖家さん達で形成されたブリードチーム)からのみでした。

が、二年くらい前でしたか「ショップでの自家繫殖成功」として、その子達もお迎え可能となっているのは皆さんもご存じの通りです。

なのに、なぜ今回のショップさんだけこんなに炎上したのか。

それは多分、これは「素人の自家繁殖」という発言をいくつか目にした私の推測でしかありませんが、彼女がそれまで「フェレットに特化しているわけではない、急に出てきた(ように見える)ブリーダーだから」ではありませんか?

彼女は個人繁殖家ではそもそもなく、ブリーダー業を行っているあくまでもその一員でしかありません。

だから、その疑惑(素人の自家繫殖)を晴らそうと、ちゃんとしてます!のために言った「専門家の指示を受けてます」。

まさかそれが更に火に油を注ぐ形となって「その専門家ってどこの誰ですか?」「言えないんですか?」って、ますます炎が大きくなって収拾がつかなくなってしまった。みたいなところだと思いますので、ここからその全ての疑惑と誤解についてご説明します。

私がこの騒動を知ったのは、ちょうどそのタイミングです。

「DRFさんが自分たちと関係ない場所で繫殖の手伝いなんてするはずがないと思います!」「名前こそ出してないけど、明らかにそう取れるようなツイートがいくつも出ていてDRFさんに迷惑がかかっていると思います!」というような連絡が続々と届き初めてこの騒動を知りました。

何が起きているのか、まずは確認のために、そのDRFさんに直接お問い合わせをしたところ「今回の件に我々は一切関与しておりません」という返答を頂いたので、

と、発言をしました。

これに関しては、何も勿体付ける話ではないので、結論から先にお伝えしますが、あの状況で多くのフェレ飼いさん達の中に思い浮かんだ「専門家」は「フェレットのブリーディングの専門家」ですよね?

少なくとも私の頭の中ではそうでした。

なので、上記の発言に至ったわけなのですが、彼女が言った「専門家」は「動物達の専門家」だったんです。

あの騒動の中で勝手にその方の名前をだして良いのか分からなくてすぐに答えられなかっただけで…って、出てきたその名前は、この業界にいたら誰でも知ってるあの方です。

彼女が黙っていたその名前を私が今ここで出すのもおかしな話なのであれしますが、

日本で唯一、ありとあらゆる動物を総合的に扱う動物のエキスパート集団。 動物の貿易(輸出入)に特化し、輸入した動物の検疫・治療・飼養管理・国内輸送までを一貫して行うことができます。 世界の政府機関との太いパイプを有し、安全、安心に動物が国境を超えるためのサポートを行います。

の、あの方です。

「専門家」についての誤解(認識の違い)はこれで解けたと思いますので、次の疑惑…へ行く前に、一つ

これは、わざわざ言う必要があるのか分かりませんが、該当アカウントのプロフィールを見たら「業持ち」だってちゃんと書いてあるのに、「素人」とはどこから出てきたのでしょうか?

(法律上)フェレットワールドやDRFと同じ「業者」が、その道のエキスパート(専門家)の指導の元で繫殖に成功した子の販売予定を告知(ツイート)した、が今回の事実ですから、「素人の自家繫殖」は誹謗中傷に当たりますよ、気を付けて下さいね。

誹謗中傷って?
える
える
わさび
わさび
誹謗:相手の悪口を言ったりすること。 中傷:根拠のない、嘘やでたらめを言って他人の名誉を傷つけること。 だよ

未去勢のフェレットについて

多くの皆さんが懸念しておられるのはきっと「今後のこと」だと思いますが、一番興味の対象となっているのは「そのフェレット達(お父さん、お母さん)はどこから来たの?」だと思います。

実際、私の所へは、その問合せが一番多かったです。

その疑問を持つ(知りたい)気持ちはもちろん分かりますけど、先ほどもお伝えしたように、彼女は「業者」です。

仕入先や卸問屋の情報を一般公開する理由も必要も無いのです。

こういう事になって、私は同業(業もちという意味)という事もあってでしょう、「私にもそれは別に言う必要のない事ですから」とお伝えしたけど、彼女は「ちゃんとしてる事を誰かにきちんと知って欲しくて」って全部わざわざ話してくれました。

なので、私からは「何一つ、疑われるようなことも、何一つ、怪しまれるような事も、本当に何にも、何一つあんな言われ方をするような事はありませんでした」とだけ。

ちなみに「ご購入頂くお客さまにはお話しさせて頂こうと思っています」と言っていましたので、販売時にはどういう形になるのか、それは私には分かりませんが…あのですね、例えば、どこかのペットショップで「ニューターフェレット」を購入する時、

ニューターフェレットとは

そのショップに「この子のお母さんとお父さんは誰ですか?ちゃんとしたファームじゃないならそれくらい教えるべきです、言えないってことは違法なことをしてると言われても仕方ないですよ」って言う人なんかいませんよね?

そんな事を言う方がおかしいって、皆さんお分かりかと思いますが、今回のお話はそれと全く同じなんです。

例えば「血統書」を出す形での販売なら当然「血統について」の記載は書類上で必要ですけど、血統を売りに販売する側がそれを提示することはあっても、「(購入者でもない人たちへ向けて)血統を教えるべきだ」って、そんな「べき」はないですからね。

今後「未去勢のフェレットがたくさんでたら」という不安について

まず、こちら「フェレットは要注意外来生物です」をお読みください。

多くの皆さんが「いつかそういう事になったら」を懸念して、ついその気持ちが熱くなっちゃっているだけなのは本当に分かるんです。

保護活動者として皆頼もしいなって、そんな皆さんと一緒にニョロリストをやれているうちは安心だって、そんな風にさえ思っています。

ですが、彼女に直接、「あなたの真似をして今後そういう業者が出てきたらどう責任とるんですか!」は違います。分かりますよね?

彼女のお店では「避妊・去勢手術、臭腺除去手術、は済ませてからのお渡しです」と言っています。

マイクロチップの全頭装着も考えてくれていると言っていました。

手術を終えて、チップで管理さえている子たちからは決して我々が心配しなければならない未来へは繋がらないです。

大丈夫ですから、だからどうか安心してください。

一部では彼女のルックスから「だから信用できない」という声もあったそうですが、そういうのって、違くないですか?

外見で人を判断してはいけないなんて話は今ここでするような事ではありませんのでこれ以上は控えますが、少なくとも直接お話をさせて頂いた私は彼女を「信用できる」「真面目な人」って思っていますよ。

まとめ

私は、第一種動物取扱業持ちとして、また、保護活動者として、「多くの他の動物たち」の「そういう方たち」とお話しさせて頂く機会が多々あります。

そういう場で一番多く言われるのが「フェレット界隈って閉鎖的だしちょっと特殊だよね」です。

それは決して常に悪い意味で言われているというわけではないのですが、物事というのは何においても「良いところがあれば悪いところがある」ものです。

長い間ずっとそうであったいわゆる「保守的な部分」は、見方を変えたら「閉鎖的な部分」です。

今回の件だけに関わらず、これはどんな場面にでもいえる事ですが、今まで形を変えることなくずっとそうであった事が、その形が変わるかもしれないという、「変化」には、当然、不安や心配事はたくさんたくさん出てきます。

でも、だからといって、その都度、新しく吹き込む風を止めようとしたり、新しく芽吹こうとするその芽たちを摘み除いていく、みたいなことはできないし、してはいけないじゃないですか?

今回は公開の役を担った彼女「1人」にスポットが当たる形となった騒動ではありましたが、先ほどもお伝えしたように、今回のベビ達には多くの本職のブリーダーさん達が携わっています。

お話しを聞く限り、ブリーディングに関して彼女はむしろ「お手伝い」の立場にあった、だから「私の勝手で話して良いのか分からないことがたくさんあって、確認をとっているうちにどんどん質問がきて…、答えられないってことは違法なんだなみたいに憶測が広がってしまって…」って、他の多くの動物たちと同じようにベビーが生まれましたの告知を出しただけなのに、どうしてフェレットの時だけあんな風に責められるようなことを言われるのか、それは想像もしていなかった事だから、その対応が分からなくて指示を待っている間、鍵をかけて(アカウントを非公開にすること)いました。それが余計に憶測を呼ぶことになってしまったのかもしれませんが…でも本当に私1人で決めて良いのか分からないことの方が多くて…って、とても混乱していました。

「きちんとした組織だからこそ、現場の判断だけで勝手なことをしてはいけない」って、これはどこの現場でもいえる事ですが、それだけ今回のブリーディングがきちんとした組織の元で適切に行われているという証拠であり安心材料でもありますからね。

コロナ禍でフェレットの入荷が途絶えていた時、「このまま輸入が止まってしまったらどうしよう…」という嘆きの声をたくさん見ました。

今後はもうそういう心配がなくなっていくかもしれない、優良な国産ファームが増えるということは我々フェレット好きには喜ばしい事でしかないはずですからね。

以上が今回の騒動に関する私からの説明となります。

ただただ喜ばしい事であるべきはずの可愛いベビーフェレットの誕生です、この記事が全ての誤解の解決のお役に立てるようにと願います。

健やかなニョロニョロ生活を☆彡

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